紙のしくみ:紙の種類

紙の種類について解説いたします。

紙の目
左 中央 右

用語解説

紙の目
紙は抄紙機(しょうしき)と呼ばれる機械によってパルプ(紙の原料。木材の繊維を取り出したもの)を流しながら製造します。この時、紙が流れて行く進行方向に沿って繊維が揃い「紙の目(繊維の流れ)」ができます。抄紙機を通した紙はロール状に巻き取られ、この状態では紙の目は一定ですが、規定の大きさ(平判)に縦か横のどちらかの向きで断裁をする工程で「縦目」と「横目」の違いができます。
縦目
紙の長い辺に対して平行に紙の目が流れている用紙のことです。これを縦目と言い、T目やタテ目と表記します。サイズは横の寸法×縦の寸法で表示し、小さい数字が先に表記されているもの(788×1091mmなど)が縦目の紙になります。
横目
紙の短い辺に対して平行に紙の目が流れている用紙のことです。これを横目と言い、Y目やヨコ目と表記します。サイズは縦目とは逆となり、大きい数字が先に表記されているもの(1091×788mmなど)が横目の紙になります。
塗工紙と非塗工紙
印刷に使用される用紙の種類は非塗工紙と塗工紙などに分けられます。非塗工紙は コピー用紙などの上質紙にあたるものです。紙の表面に顔料などが塗られてなく、文字などを綺麗に印刷することができるため、一般的な書籍には非塗工紙が使用されます。木材を化学的に処理した化学パルプと、木材繊維を引きはがした機械パルプを混ぜた割合で、上質紙、中質紙というように分けられます。
塗工紙は上質紙、中質紙などをベースにしたもので、紙の表面に塗料を塗り、圧力をかけて表面を滑らかにしたものです。印刷の再現性に優れており、写真の細かい階調や色を綺麗に表現することが可能です。塗工量の多いものからアート紙、コート紙などに分類されます。主に美術書やパンフレットなどに使用されています。